活字中毒

2009年11月の読書

11月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3984ページ

今月は三浦しをんと、今更の有吉佐和子でした。あり得ない爽やかさと一方あり得ない毒々しさ。ワーストはのだめだろうよ。このエンディングはありえない。

のだめカンタービレ #23 (講談社コミックスキス)のだめカンタービレ #23 (講談社コミックスキス)
駆け足過ぎるじゃないか。今までののだめと千秋の延々と続く悶々苦悩はなんだったんだ。続編まで期待を持たせているのかしら。
読了日:11月30日 著者:二ノ宮 知子
東南アジア四次元日記東南アジア四次元日記
ほんとくだらない脱サラ放浪記だ。ふらふらさまようところに人間の性をみたよ。それよか東南アジアってばとんちきなモノ作りすぎ。
読了日:11月26日 著者:宮田 珠己
仏果を得ず仏果を得ず
主 人公だけが知ったる文楽のイメージと異なって違和感がある。それ以外の登場人物がすんなり来る分その違和感が大きい。主人公が勘平なり与兵衛なりの心の在 り方を悟っていくのはいいけれど、そのきっかけになる出来事が唐突過ぎるし不自然じゃなかろうか。それはおいておいても銀大夫ににらみ付けられながら文楽 味わってみたいなぁと思う。それと物語最後の勘平、やはり名言。
読了日:11月26日 著者:三浦 しをん
信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス (新潮文庫)信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス (新潮文庫)
再読。一見荒唐無稽なのに、信長の妖しさが不思議なくらいしっくりきちゃう。何百年の時が交差するストーリー展開も凄い。むりくりなとこもまた良し。信長が二十世紀のあの有名なパラノイアに繋がるなんて思わなかった!
読了日:11月25日 著者:宇月原 晴明
魔女とカルトのドイツ史魔女とカルトのドイツ史
テーマは面白いけれど、ちょっと浅い。ドイツ=カルトみたいな決めつけも納得しかねるところもあり。
読了日:11月21日 著者:浜本 隆志
乱舞(みだれまい) (集英社文庫)乱舞(みだれまい) (集英社文庫)
一気読み。前作に引き続いて家政婦は見た!ばりに骨肉の争いが展開されるのだけれど、それがただの昼ドラレベルに終わらないのが有吉佐和子の素晴らしさだ。でも邦楽特有の閉じられた世界が垣間見られるのもまた楽しい。これ復刻した集英社に感謝。
読了日:11月15日 著者:有吉 佐和子
英国機密ファイルの昭和天皇 (新潮文庫)英国機密ファイルの昭和天皇 (新潮文庫)
英国機密ファイルってすごい。色々載っている。開戦から戦後までの欧米の水面下での情報合戦の様子が緊迫感があって面白い。日本側の交渉は熱意はあっても概ね失敗に終わっているのが切ない。特に吉田&白洲?白洲次郎のimage変わった。
読了日:11月15日 著者:徳本 栄一郎
あやつられ文楽鑑賞あやつられ文楽鑑賞
面白かった。いいα波出してしまうというのも同感だし、歌舞伎とは違う「もやもや」が表現できる文楽、とは頷ける。特に女殺油地獄は文楽で是非観てみたいなぁ。
読了日:11月14日 著者:三浦 しをん
連舞 (集英社文庫)連舞 (集英社文庫)
女の性てんこ盛り。てんこ盛りすぎてもうなにがなにやら。昼ドラか。続編があるみたいなのでちょっと息つけるかしら。主人公・妹・母親とどの女も濃ゆすぎて、男はどれも影が薄い。
読了日:11月12日 著者:有吉 佐和子
52%調子のいい旅52%調子のいい旅
おもしろいけど、「晴れた日には、大仏・・・」よりはテーマが飛びすぎて入り込めなかった。
読了日:11月09日 著者:宮田 珠己
名探偵クマグスの冒険名探偵クマグスの冒険
ビクトリア王朝のロンドンの空気になぜか熊楠の紀州訛りががっつり似合う。短編なのが本当にもったいない。続編でもいいから読みたい
読了日:11月09日 著者:東郷 隆
風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)
箱根駅伝はいつも途中意識を失いながら最後は涙して見届けているので、これには参った。登場人物の個性とか駅伝を通じて柔らかく強く変わっていく主人公の姿とかすごく生き生きしている。ニラの由来も良いじゃないか。実際の箱根もこの小説ぐらいドラマティックだ。
読了日:11月04日 著者:三浦 しをん
別冊家庭画報 家庭画報特別編集 ~「THEハプスブルク展」 公式MOOK~ハプスブルク家「美の遺産」を旅する別冊家庭画報 家庭画報特別編集 ~「THEハプスブルク展」 公式MOOK~ハプスブルク家「美の遺産」を旅する
高いだけあって絵も多く、しかもカラーで好ましい。ウィーンに行きたいのう。
読了日:11月02日 著者:写真=南川三治郎
南方熊楠 (新潮日本文学アルバム)南方熊楠 (新潮日本文学アルバム)
かねがね興味のあった南方熊楠についての本を神保町で発見。写真資料が豊富でイメージがわきやすい。これでまず大まかな輪郭を得てから色々読もう。しかしなんてバタくさい顔!
読了日:11月01日 著者:

読書メーター

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10月の読書

10月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:5125ページ

読んだなぁ。再読も多かったからか。グラーグを読んだのはもはや去年のよう。今月のベストは宮田珠己。「晴れた日~」を読んでしびれて、彼の著作を全て手に入れたもの。

紋章が語るヨーロッパ史 (白水uブックス)紋章が語るヨーロッパ史 (白水uブックス)
ドイツに行ってみていろんなところにある紋章がユニークで興味があったところに見つけたこの本。まさにライブラリィ・エンジェル降臨だ。前半は紋章そのものの歴史で少し退屈、後半のハーメルンの笛吹き男の衣装とか娼婦の衣装についての考察がおもしろかった。
読了日:10月31日 著者:浜本 隆志

日々の非常口 (新潮文庫)日々の非常口 (新潮文庫)
我々には気づかないような日本語の奥深さを教えてくれる。が、どうもバタくさいというかなんというか、いちいち環境問題を絡めてくるのもわかっているけど鼻につく。ひねくれものです。
読了日:10月29日 著者:アーサー ビナード

わたしの旅に何をする。 (幻冬舎文庫)わたしの旅に何をする。 (幻冬舎文庫)
あーくだらなくて面白い!低レベルのようでいて、終わりには結構核心をつくようなことを書き残しているのがキモ。それにしても核実験てー。そりゃ「わたしの旅に何をする。」と思うわな。彼の著作は全揃えしました。
読了日:10月29日 著者:宮田 珠己

カキフライが無いなら来なかったカキフライが無いなら来なかった
イチハラヒロコとしりとり竜王戦を足して二で割ったか、という感想。えもいわれぬ読後感。
読了日:10月27日 著者:せきしろ,又吉 直樹

聖☆おにいさん 4 (モーニングKC)聖☆おにいさん 4 (モーニングKC)
ブロッコリーのパワーが半端ない。一発屋かと思っていたのに、ネタが全く尽きる気配ない。すごいな~。鳩のお父さんは絶対ソフトバンクの白いやつとかぶっていると思う。
読了日:10月27日 著者:中村 光

晴れた日は巨大仏を見に (幻冬舎文庫 み 10-3)晴れた日は巨大仏を見に (幻冬舎文庫 み 10-3)
「意 味など考えず、その『物』自体を見よ。そしてそこのなかにある根源的な不安と対峙せよ」この一文につきる。何はともあれ著者が男性であることに作半ばまで 気づけなかった自分がいる。だってこのカバーデザインからしてどこかの仏女子の手慰み的ではないですか。しかも実際晴れた日に巨大仏見られた日少ないし。 そんなこんなでこれは今時の仏フリークの独りよがりな内容であろうと捨て置いた。しかし違ったなぁ。吹き出す言い回しの合間にほんとに意外と奥深い意見を 述べている。最後の日本巨大仏MAPがかなり有用。
読了日:10月25日 著者:宮田 珠己

ハプスブルク家の光芒 (ちくま文庫 き 27-1)ハプスブルク家の光芒 (ちくま文庫 き 27-1)
「ハプスブルク帝国」よりは人間が書かれていて興味ふかし。しかしなんだろ、私の教養が足りないせいなのか著者の深淵なる言い回しについて行けない。あと、びっくりマーク多い。
読了日:10月23日 著者:菊池 良生

WILLWILL
な んだよー神田君が至って好人物になっただけじゃないか。神田君にはずっとダメ人間でいて欲しかったのに。森野は森野で良い思いしすぎだぞー悲劇のヒロイン きどってんのかなどと悪態もつきたくなる。一つ一つのストーリーは淡くミステリーでくどくなく心地よい。最後の編のオチには素直に参りました。カバーデザ インも良い。やはり本多孝好はセンスがある。
読了日:10月22日 著者:本多 孝好

新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)
走れメロスが一番でしょ。詭弁が詭弁をまとって洛中を激走する姿が地図でも想像できて楽しい。山月記の悲しき天狗の叫びは出だしのモリトミ調から打って変わって意外とシリアスだったのが印象的。
読了日:10月21日 著者:森見 登美彦

MOMENTMOMENT
続編が出たので久しぶりに再読。良い小説だ。伊坂幸太郎よりも癖がなくすっきりしていて好き。神田君のビジュアルをついつい想像してしまう。大阪の美術館でこの表紙の絵を偶然見つけた時は震えたなぁ。
読了日:10月21日 著者:本多 孝好

蝶は還らず―プリマ・ドンナ喜波貞子を追って (ウェッジ文庫 ま 7-1)蝶は還らず―プリマ・ドンナ喜波貞子を追って (ウェッジ文庫 ま 7-1)
日 本・明治生まれのクォーターがヨーロッパで伝説のプリマ・ドンナになった、と言う話。ヨーロッパでの活躍に比して日本では完全に忘れ去れていたという点と ナチスドイツ・ユダヤ人迫害などとも絡められた点がとても興味深い。テレビ番組制作から生まれた作品だが、著者の思い入れが強すぎて憶測にすぎるところが 目立つ。文章もなんだか変。
読了日:10月18日 著者:松永 伍一

ハプスブルク帝国 (河出文庫)ハプスブルク帝国 (河出文庫)
9 割方がハプスブルク家の歴史を淡々と述べているだけで退屈。確かに図版が多いのは良いが、もっとそれぞれの登場人物について知りたいなと思う。しかし最後 の1章が著者もいう通りキモです。先の大戦は民族の独立という大義名分がきっかけとなったけれど、その結果帝国は分割消滅させられ、この地には結局終わり なき民族紛争の種を残してしまった。かえりみるとハプスブルク家の長命の理由には超民族主義が挙げられるのではないかと言っています。その思想は汎ヨー ロッパとして現在のEUに引き継がれていると。
読了日:10月16日 著者:加藤 雅彦

天皇さまの還暦 (朝日文庫)天皇さまの還暦 (朝日文庫)
昭和天皇のお優しいお心持ちが良く伝わってくる。やっぱり「相撲」のシーン、安楽椅子からぐっと乗り出してご覧になるお姿は微笑ましい。
読了日:10月14日 著者:入江 相政

大相撲 (1977年) (平凡社カラー新書〈57〉)大相撲 (1977年) (平凡社カラー新書〈57〉)
昭和52年発行だからかなりエッジが効いた内容。今はとても書けないようなことが沢山載っていてなんだかうれしい。
読了日:10月12日 著者:高橋 義孝,北出 清五郎

昭和快女伝 恋は決断力 (文春文庫)昭和快女伝 恋は決断力 (文春文庫)
明治・大正の女の圧倒的存在感に比べて、昭和の女はなんだかしょぼい。森まゆみのインタビュー力不足もあるかも。はっとするものがなかった。
読了日:10月10日 著者:森 まゆみ

黒い聖母と悪魔の謎 (講談社学術文庫)黒い聖母と悪魔の謎 (講談社学術文庫)
再読。真っ黒な聖母や目隠しをされた女性像、はたまた葉っぱ男などキリスト教の素養がなくても興味深いテーマ。とっても面白いのに尺が足りない。もっと深く読みたいものです。
読了日:10月08日 著者:馬杉 宗夫

古本屋を怒らせる方法古本屋を怒らせる方法
目当てを手に入れるまでの著者のハラハラドキドキは面白かったし、京都の古本市がとっても魅力的。でも全体的に書痴半代記に比べると情緒に欠けて、チマチマとしているので退屈。
読了日:10月04日 著者:林 哲夫

グラーグ57〈下〉 (新潮文庫)グラーグ57〈下〉 (新潮文庫)
一 気読みしてしまった。緊張してもぬけの殻になりまた緊張弛緩の繰り返しでどっと疲れた。前作はレオの葛藤の深さに圧倒されたけれど、今作ゾーヤとフラエ ラ。ゾーヤがブタペストのデモを観て自由!と激しく高揚する場面が印象的だった。フラエラの壮大な復讐劇も逆に女っぽい。女はまったくやっかいだ。レオか すんじゃってる。ネステロフの善人っぷりが浮き上がってるなと思っていたらあっさり退場してしまったのが気になる・・・みんなの感想を読んでいるとこりゃ 第3部で?!
読了日:10月03日 著者:トム・ロブ スミス

グラーグ57〈上〉 (新潮文庫)グラーグ57〈上〉 (新潮文庫)
チャ イルド44の終わり方が不自然な形だったのでこりゃなにかあるなと思っていたが。つくづく罪深いねレオって男は。復讐on復讐のエンドレスで延々誰かしら が拷問を受け続けることになるのではないかしらこのシステム。あり得ないと思いつつもかの国では前作は発禁だというからやはりあり得るのかもしれないと 思ってしまえることが非常に怖い。
読了日:10月03日 著者:トム・ロブ スミス

読書メーター

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読書の秋

秋でも冬でも本は読みますが、季節ごとの各出版社コマーシャルが気になります。
今年は文春。

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読書したいのか、これから逃げるのか。

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数分すれば右足が痺れてくると思われる姿勢。

出版社の宣伝なんだし、もっと楽に読書して頂きたいです。でもモックンというチョイスは良いよ!はわぁぁあ・・・と思ってしまうもの。弥が上にも読書欲が高まります

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2009年9月の読書

9月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3013ページ

昭和なのか大正なのか、いやドイツだったのか。ドイツで読了した「杉田久女」が一番印象深い。それとウェッジ文庫の怒濤の攻め。

書痴半代記 (ウェッジ文庫)書痴半代記 (ウェッジ文庫)
またしてもウェッジ文庫にしてやられた。昭和初期の古本屋の風情とそこに集う書痴達の息づかいがこれでもかと感じられる。マニアックなのにマニア本にありがちな「一見さんお断り」みたいな雰囲気がなくってとても読みやすかった。ビブリオマニアって言葉好き。
読了日:09月30日 著者:岩佐 東一郎

皇族に嫁いだ女性たち (角川選書)皇族に嫁いだ女性たち (角川選書)
やたらと一覧表を活用しているがあんまりぐっとこない。一人一人の考察が浅いし、後半は日記が残っていて出版もされている梨元伊都子の記述に寄りすぎているのではなかろうか。現代皇室のことも書かなきゃいけないから色々制約があるのかもと思わせる中途半端な内容。
読了日:09月28日 著者:小田部 雄次

夜這いの民俗学・夜這いの性愛論夜這いの民俗学・夜這いの性愛論
柳田國男をけちょんけちょんに言い倒すアナーキーな論説は良いとして、そういうアナタは「オレはこういう経験をした、ああいう話をきいた」というだけの、い わば言いっぱなし芸ではないですか。いくら寄せ集めと注釈あってもこれでは読み飽きました。夜這いが集落のストレス発散の術だったというだけではね納得で きんですよ。「性器信仰の系譜」佐藤哲郎の方が読み応えあります。
読了日:09月24日 著者:赤松 啓介

芝居随想 作者部屋から (ウェッジ文庫)芝居随想 作者部屋から (ウェッジ文庫)
ほんとにウェッジ文庫は侮れない!こんな面白い本があったなんて!!昭和19年発刊、作者・食満南北の洒脱な語り口と描かれる歌舞伎役者のなんと個性的なこ と。特に十一代目仁左衛門と初代雁治郎の対照的な人物像が実に生き生きしていて面白い。ほんとにウェッジ文庫に感謝します。解説にあった「ライブラリィ・ エンジェル」というくだりに納得。
読了日:09月21日 著者:食満 南北

杉田久女 美と格調の俳人 (角川選書)杉田久女 美と格調の俳人 (角川選書)
神病のレッテルを貼られ、それがゆえに伝説化された杉田久女。じっくり作品を味わってみると作者の言う通り、その俳句にかける退っ引きならない情熱、気高 い知性が感じられる。その気高さがあるからこそ、対人関係における不安定さ・両価性がさらに際だつ印象。精神性ではないと思うが、ボーダーライン性はあっ たのではないか。虚子に対する行動は見捨てられ不安やall or noneな考え方、序文を書いてくれなければ他の流派に鞍替えしても良いなどという操作性などなど。
読了日:09月20日 著者:坂本 宮尾

ビールを楽しむドイツ語ビールを楽しむドイツ語
ビールに関するドイツ語よりも、ビールの分類や一口トリビア的なものはまさにドイツにいるだけに結構役に立った。
読了日:09月18日 著者:ヤン ヒレスハイム

くりま 2009年 09月号 [雑誌]くりま 2009年 09月号 [雑誌]
半藤氏のこの味わい深いお顔。しかも根っからの相撲ファンときている。東京大空襲の時に唯一自宅から運び出したのが全員そろった力士のメンコだっつーんだか ら。そういうディテールがあるからよけいに、この空襲のくだりは本当に生々しい。少年半藤君の人生を決めた衝撃「「なぜ、こんなことが?」という問いが重 い。
読了日:09月13日 著者:

大正美人伝―林きむ子の生涯 (文春文庫)大正美人伝―林きむ子の生涯 (文春文庫)
八代目三津五郎や六代目菊五郎とも交流があったのだなぁこの大正美人。森まゆみが書くと適度に距離を取っている感じでさわやかな読後感。男にべったり寄り 添って生きるのも腹立たしく、かといってピンと自立した女もなんだか味気ない。めまぐるしく価値観が変わる中でもこの女の葛藤は不変的。
読了日:09月13日 著者:森 まゆみ

すゞしろ日記すゞしろ日記
ちっちゃ!この大判でこの絵の小ささの意味がよくわかんないけど、中身はステキ。味わい深いわ~。買いの決めては「大相撲観戦の図」でして、場内の祭り的空気をよくとらえてらっしゃる。
読了日:09月11日 著者:山口 晃

有頂天家族有頂天家族
面白きことは良きことなり! 突拍子もない設定なのに京都の薫りをまじまじと感じることが出来るなんてどういうこと!?擬音愛好家としては末弟の出す「ケポッ」とかいう音がたまらん。面白きことは良きことなり!
読了日:09月09日 著者:森見 登美彦

暮らしのアイデア帖 トラベル編暮らしのアイデア帖 トラベル編
ドレステリアのパーカがどうしても欲しくなる本。
読了日:09月02日 著者:柳沢 小実

3月のライオン 3 (ジェッツコミックス)3月のライオン 3 (ジェッツコミックス)
猫たらふく。二海堂ぷりんぷりん。
読了日:09月02日 著者:羽海野 チカ

「資本論」も読む (幻冬舎文庫 み 15-1)「資本論」も読む (幻冬舎文庫 み 15-1)
資本論の難解さを味わう。ところどころに顔を出す「牛への道」的なばかばかしくて思わず吹き出すコメントを頼りに読み進める。んんーでもちょっとつらい。もっと牛を!牛的なものを!
読了日:09月01日 著者:宮沢 章夫

3月のライオン 2 (ジェッツコミックス)3月のライオン 2 (ジェッツコミックス)
猫まっしぐら。高橋君悪者顔。
読了日:09月01日 著者:羽海野 チカ

3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)
猫可愛らし。おねいさんグラマラス。
読了日:09月01日 著者:羽海野 チカ

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ドイツ本

とうとう行ってきますドイツ。私にとって一番の旅の楽しみは移動中の読書。この選抜メンバーを選ぶのもやたら楽しい。

5泊7日で今のところ七冊。マレーシアでは5泊6日で八冊だった。私は一体何を目指しているやら。

「夜這い~」は留学中の先輩先生が読みたいだろうと思ってチョイス。渡す前に私が読む。「グラーグ上下」は面白かった「チャイルド44」の続編で東欧が舞台だからという理由。東欧に行くわけではないが雰囲気さ。「日々の非常口」は軽いエッセイ、就寝前用。「ビールを楽しむドイツ語」が言わずもがな。「杉田久女~」はこの中では一番重い内容、精神病理にも関わってくるのでまあ仕事用。「恐怖の報酬日記」は恩田陸・飛行機・ビールの三拍子そろった内容でこれをヨーロッパに行くのに持参せずしてどうしろと。

これら一つ一つにブックカバーを選んだり、オリジナルを作ったりするのも楽しい。楽しいが暗い作業だ。そしてもう残された時間はわずか。

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2009.8月の読書

8月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:5231ページ

漫画が二冊。それよりも畠中恵で冊数稼いだなぁ。今月のベストはやはりチャイルド44。恐怖政治の生々しさが怖くって避けていたのは間違いだった。なんと9月に続編出てる!これはドイツ本にしよう。

作家の猫 (コロナ・ブックス)作家の猫 (コロナ・ブックス)
作家らの猫を見つめる視線の温かいこと!
読了日:08月29日 著者:夏目 房之介,青木 玉,常盤 新平 ほか
歴史ポケットスポーツ新聞 相撲 (大空ポケット新書)歴史ポケットスポーツ新聞 相撲 (大空ポケット新書)
ちょっと物足りないかな。大相撲の歴史何百年を目の当たりにしている閣下のコメントが無駄にほのぼのしている。
読了日:08月27日 著者:荒井 太郎
チャイルド44 下巻 (新潮文庫)チャイルド44 下巻 (新潮文庫)
疑 心暗鬼の塊のような人たちがいきなり主人公の宣言に触発されて、協力をし始めるところはおよ?と思うけれど、そんなことはどうでも良いストーリー展開だっ た。個人的にはライーサがもっと怖い女だったら面白かったのにとも思ったり。あっさりとラブラブになっちゃったのはちょっと残念。ソヴィエト恐怖政治の闇 をベースに実際にあった大量猟奇殺人を描いたものだけど、テーマはアイデンティティの再生ですな。
読了日:08月27日 著者:トム・ロブ スミス
チャイルド44 上巻 (新潮文庫)チャイルド44 上巻 (新潮文庫)
前半の拷問の詳細説明はが怖いわ。レオの葛藤のありようが劇的でもうすでに映画を観ている感覚。レオが人間くさくなるのに反比例してライーサがか弱い美人妻から冷徹な得体の知れない何者かに変身していっている。こちらも怖い。
読了日:08月26日 著者:トム・ロブ スミス
ガラスの仮面 44 (花とゆめCOMICS)ガラスの仮面 44 (花とゆめCOMICS)
病む病むとは聞いていたが、こうきたか。思わせぶりな終わり方だなぁ。真澄様はどんどんピュアになり、亜弓お姉様はどんどんヘアのボリュームがすごいことになっている。紫織さんに至ってはもうどうなってんの?そのヘアスタイル。怖い子・・・っ!
読了日:08月26日 著者:美内 すずえ
中庭の出来事 (新潮文庫)中庭の出来事 (新潮文庫)
入 れ子入れ子また入れ子・・・もうちょっとついていけませんよ恩田さん。入れ子理論のミステリーは良いけれど、今回は登場人物それぞれのキャラ設定が今ひと つだったかな。虚像と現実の境目をあいまいにしてるからしょうがないか。三谷幸喜のマトリョーシカをまた観たくなった。
読了日:08月23日 著者:恩田 陸
大江戸美味草紙(むまそうし) (新潮文庫)大江戸美味草紙(むまそうし) (新潮文庫)
滅法良い歯切れ。ほんとに江戸時代の人が書き残した草紙かと思うくらい。「どぜう」「どじやう」の違いにはっとしたし、カバーデザインも秀逸。
読了日:08月22日 著者:杉浦 日向子
うそうそ (新潮文庫 は 37-5) (新潮文庫 は 37-5)うそうそ (新潮文庫 は 37-5) (新潮文庫 は 37-5)
場 面描写が多すぎて味わい深さに欠ける。若だんなに冒険譚は似合わない、似合わないのに無理くり外に出させたからか話の展開にも不自然さが感じられるよう な。短編の方がしっくりくる。お比女の存在意義も不明で、あんまりかわいく思われない。でもやはりどうしても鳴家はかわいい。お獅子のしっぽを振る様もい いなぁ。それだけでも読む価値あり。
読了日:08月19日 著者:畠中 恵
三年身籠る (文春文庫)三年身籠る (文春文庫)
そ もそもなんで三年も生まれて来なかったのか。解説でもかかれてあるように、登場する冬子も徹も緑子も子供を受け入れるには準備が足りなかったということ。 3年の内に起こったそれぞれの変化が奇妙な設定なのに自然で身近。それに比べて海君の不自然さは何だろうか。颯爽とした登場だっただけにあっと言う間に下 界の男になってしまってなんだか不可解。いちいち丁寧に記される旬のメニューも良いが、徹のカレーのステージアップも見逃せない。
読了日:08月17日 著者:唯野 未歩子
おまけのこ (新潮文庫)おまけのこ (新潮文庫)
「こ わい」は単純ながら、テーマが深淵すぎて息苦しい。短編で答えがないだけに。その分最後の「おまけのこ」の冒険譚がかわいらしくて良い。良かった なぁ・・・と思ってさらにページをめくると谷原章介が解説文を書いているではないですか。俳優としての立場で一切書かれていないのが清々しいが、ほんとに 彼が書いたのかと疑わしくもある。
読了日:08月15日 著者:畠中 恵
京都の迷い方京都の迷い方
マニアックすぎるというか、字が小さいよ。わざとらしい持って回ったマニアックさとストレートなオタクとが混在しているような? 
読了日:08月15日 著者:
のだめカンタービレ #22 (講談社コミックスキス)のだめカンタービレ #22 (講談社コミックスキス)
のだめがデビューしちゃったよ。漫画的なミラクルが起きた後には必ず人間的な葛藤が添えてある。今回のデビューもやったねミルヒでは終わらないのところに味わい深さを感じる。どういう結末、というかどういう結論に達するのかな?主役の二人及びその周辺の人々。
読了日:08月12日 著者:二ノ宮 知子
ダ・ヴィンチ・コード ヴィジュアル愛蔵版ダ・ヴィンチ・コード ヴィジュアル愛蔵版
再読。
読了日:08月12日 著者:ダン・ブラウン
ねこのばば (新潮文庫)ねこのばば (新潮文庫)
さらっと3冊目。金次のやせっぷりと犬神佐助の一心さと於りんの天衣無縫ぶりが良い。鳴家らの登場擬音も好き。きゃわきゃわ。
読了日:08月09日 著者:畠中 恵
ぬしさまへ (新潮文庫)ぬしさまへ (新潮文庫)
さらっと読み上げる2冊目。鳴家が「きゃわきゃわ」部屋の隅に追いやられるなんて擬音がかわいらしい。栄吉の作るお菓子のまずさはもはやお約束的。出ると安心するほど。「酉の市」など江戸の風物も生き生きと描かれていて好きです。
読了日:08月06日 著者:畠中 恵
しゃばけ (新潮文庫)しゃばけ (新潮文庫)
こ のカバーデザインがどうしても苦手で敬遠していたところ、たまたま外出先で手持ち本を読了してしまったので急いで購入してみた。ドラマの方を先に観ていた こともあって、仁吉が出てくるたびに谷原章介が明確なイメージとして浮かぶ。むしろ主役よりもくっきりと。屏風のぞきの宮迫はちょっとイメージちがったな あ。内容としては妖らの一途な一太郎への忠誠と一太郎自身の葛藤がわかりやすくて読みやすい。続編もばばーっと読んでしまおう。
読了日:08月03日 著者:畠中 恵
名もなき毒 (カッパ・ノベルス)名もなき毒 (カッパ・ノベルス)
最 近の宮部作品における悪人に関する筆致は圧倒的。精神科医からみても「原田いずみ」の描きっぷりは見事としか言いようがない。反社会性だけではなく、彼女 の中にある両価性・理想像と違う現実の自分への苛立たしさなど、まさしく臨床の場でよく接するものだった。原田いずみの圧倒的存在感に比べてその他の犯 人・被疑者の影が薄かったのが残念だった。
読了日:08月02日 著者:宮部みゆき

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7月の読書

7月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:4500ページ

再読する恩田とめくるめくモリトミ。

もやしもん 8―TALES OF AGRICULTURE (イブニングKC)もやしもん 8―TALES OF AGRICULTURE (イブニングKC)
ま さしく9月にオクトーバーフェストまっただ中のミュンヘンに行く身としては美味しいネタ。しかし武藤のあり得ないポジティブキャラ設定など、尻の落ち着か ない点多し。もやしもんにはもっと横道に逸れて欲しいし、もっと菌目線も欲しい。同じような顔の女子が出て来すぎだと思う。
読了日:07月31日 著者:石川 雅之
黒後家蜘蛛の会 1 (1) (創元推理文庫 167-1)黒後家蜘蛛の会 1 (1) (創元推理文庫 167-1)
翻 訳ものでしかも短編なので、最初は登場人物のキャラクター把握が難しかった。読み進むにつれ味わい深くなる黒後家蜘蛛の会会員達。一つ一つは大したトリッ クもない話なのに、いちいち著者のあとがきが添えられていることで読者の不満もそれとなく霧散。それでも続編を読みたいなと思うのはこの作家の力かな。
読了日:07月31日 著者:アイザック・アシモフ
図書室の海 (新潮文庫)図書室の海 (新潮文庫)
色々な味わいの小説。時々脈略なく異常に怖かったり、意味不明だったり。
読了日:07月23日 著者:恩田 陸
太陽の塔 (新潮文庫)太陽の塔 (新潮文庫)
ここのところモリトミ祭りまっただ中。京都の若者のねじりあがった無益なエネルギーがすごい。ストーカーの肩書きを押しつけ合う二人の低レベルな争いに吹き出してしまった。今までのモリトミ作品では一番好きかも。
読了日:07月21日 著者:森見 登美彦
きつねのはなし (新潮文庫 も 29-2)きつねのはなし (新潮文庫 も 29-2)
限りなく巧緻でバカバカしい物語を書く人の本だと思って読むとかなり怖い。得体のしれないこの世ならぬもの、短編同士の淡いリンク、きっちり説明して終わらないことによる読後の余韻などなど、良いところばかりです。
読了日:07月20日 著者:森見 登美彦
刑事一代―平塚八兵衛の昭和事件史 (新潮文庫)刑事一代―平塚八兵衛の昭和事件史 (新潮文庫)
TVドラマ後に読む。渡辺謙の訛りのきいた台詞が浮かんでくるような聞き書き。モロ主観で書き綴られているわけだからしょうがないけれど、印象としてはちょっと言い訳しすぎ。言い訳八兵衛。
読了日:07月17日 著者:佐々木 嘉信
四畳半神話大系四畳半神話大系
最初は同じフレーズのリフレインが鬱陶しくてならなかったけど、最終章でその意味がわかった!すごいな~。四畳半のパラドックスに度肝を抜かれた。無意味に知的な単語でかくもばかばかしいフレーズが生まれるとは。
読了日:07月14日 著者:森見 登美彦
黄昏の百合の骨 (講談社文庫)黄昏の百合の骨 (講談社文庫)
ミステリーとして読むといちいちつまずくので、恩田ワールドの空気感を味わうのが楽しい。しかし理瀬って悪い女になったなぁ。
読了日:07月13日 著者:恩田 陸
歌舞伎幕間ばなし―NHK「趣味の手帳」より (1978年)歌舞伎幕間ばなし―NHK「趣味の手帳」より (1978年)
馬の足の人や大向こうの人など歌舞伎を支える幅広い脇役の話。特に目新しいものなし。
読了日:07月12日 著者:文化出版局
黒と茶の幻想 (下) (講談社文庫)黒と茶の幻想 (下) (講談社文庫)
面白かった~。屋久島の深い緑が登場人物の過去を浄化させていく。ドキっとするほど生々しい情感や場面もあるのにカタルシス。
読了日:07月09日 著者:恩田 陸
くるねこ 4くるねこ 4
もんさんとポっちゃの関係性が好きだわぁ。一番キャラが立っているのはやはりもんさん。長生きして欲しい。我々のためにも。
読了日:07月08日 著者:くるねこ 大和
黒と茶の幻想 (上) (講談社文庫)黒と茶の幻想 (上) (講談社文庫)
緊張と緩和、絶妙なセンスの会話。しっとりとした始まりから徐々に盛り上がる感じがたまらない。これまでの連作との微妙なリンクもなにか不気味でぞわぞわする。
読了日:07月08日 著者:恩田 陸
明仁天皇と裕仁天皇明仁天皇と裕仁天皇
「君主の父、民主の息子」という帯フレーズが印象的。「天皇」のあり方の変化がよくわかった。
読了日:07月06日 著者:保阪 正康
麦の海に沈む果実 (講談社文庫)麦の海に沈む果実 (講談社文庫)
恩田学園モノはたとえどんなハチャメチャな展開であってもなぜかよしと出来る魔の魅力がある。しかし「ヨハン」て。
読了日:07月01日 著者:恩田 陸
名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366) (光文社新書)名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366) (光文社新書)
再読。ハプスブルグ家を一つの軸としてヨーロッパ史を俯瞰する。こういうテーマのある歴史書好き。それに中野京子の文章がとにかく好き。
読了日:07月01日 著者:中野京子

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6月の読書

6月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3294ページ

三月は深き紅の淵を (講談社文庫)三月は深き紅の淵を (講談社文庫)
再読。二度目でも楽しめるわけわからなさ。短編小説としては一番目が確かに面白いけれど、この淡い連続小説を読み進めていくならば他編も意味深い。・・・のかもしれない。
読了日:06月30日 著者:恩田 陸
怖い絵2怖い絵2
再読。何度読んでも興味がつきないが、特に「ベツレヘムの嬰児虐殺」は描かれた真実・作者の真意・改竄の理由など全方位的に恐ろしい別格作品。
読了日:06月22日 著者:中野京子
危険な世界史危険な世界史
再読。やはり一つ一つが細切れ過ぎてものすごく消化不良。新書のハプスブルグ家~の方が統一感があって読みやすい。今後そっちをまた読もう。
読了日:06月21日 著者:中野 京子
怖い絵怖い絵
怖い絵3を読んだのでこちらも再読。見開きを使った絵がほんと見にくいのが残念。こうするしかなかったんだろうけど。
読了日:06月20日 著者:中野京子
怖い絵3怖い絵3
第3弾で完結編。ますます中野節に磨きがかかっているなぁ。昭和の名文を読んでいるみたいなリズムの良さと煽りっぷりが大好き。完結といわずにまだまだ読みたいです。
読了日:06月18日 著者:中野京子
明治快女伝―わたしはわたしよ (文春文庫)明治快女伝―わたしはわたしよ (文春文庫)
明治の女、読見込むにはまだまだ私の知識が足りないと感じる。一通り読んだところ、一番気になったのは「杉田久女」。著者森まゆみは好意的に書いているけれど、数々の奇行や精神病院で死んだという内容からも彼女の病理が窺われる。
読了日:06月16日 著者:森 まゆみ
ネバーランド (集英社文庫)ネバーランド (集英社文庫)
再 読。これぞ恩田ワールド!とある田舎の男子進学校、しかも寮ですよ。あり得ないスマートな男子らにめまいを起こしつつも引き込まれてしまいます。しかも結 構陰惨でどぎつい「告白」がなお一層彼らの美しさを強調したような気がします。題名から内容が想像しにくいので、「アレ?読んだっけ?」とまた楽しめま す。
読了日:06月11日 著者:恩田 陸
エンド・ゲーム―常野物語 (集英社文庫 お 48-6)エンド・ゲーム―常野物語 (集英社文庫 お 48-6)
ザ・未消化ゲームといった印象。恩田陸作品のぞわぞわした恐ろしさは感じるけれど全体的にSF感が強いのであまり怖くないし、SFというには曖昧に終わりすぎている。でもなんやかんや言いつつも最後までじっくり読ませる作品。
読了日:06月08日 著者:恩田 陸
蒲公英草紙―常野物語 (集英社文庫)蒲公英草紙―常野物語 (集英社文庫)
恩田陸の描く上流階級は爽やかで爽やかでまぶしい。ベタな泣かし方とわかっていつつも泣いてしまう。
読了日:06月04日 著者:恩田 陸
大相撲こてんごてん大相撲こてんごてん
相撲甚句や相撲を題材にした小唄の歌詞が沢山載っているのでうれしい。
読了日:06月04日 著者:半藤 一利
光の帝国―常野物語 (集英社文庫)光の帝国―常野物語 (集英社文庫)
短編なんてもったいないもったいない。
読了日:06月02日 著者:恩田 陸

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「刑事一代」

二日にわたって観たテレビ朝日「刑事一代」。原作は買っていたけど間に合わず。

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本多靖春「誘拐」(ちくま文庫)で吉展ちゃん事件を詳しく読んでいたので、この刑事平塚八兵衛のドラマだと知って興味津々。キャストが良かった!八兵衛に渡辺謙、相棒が高橋克実、その上司がなんと柴田恭兵っつうんだから。犯人役も榎本孝明・杉本哲太・萩原聖人だしその他の脇役も豪華豪華。しかしその中で柴田恭兵浮いてたかも・・・あぶない刑事とダブったり。でもドラマの中では孫もいるおじいちゃんとしても登場するんだから感慨深い。

原作の表紙にある本人と生え際まで似ている渡辺謙の演技はいうまでもないけれど、相棒役の高橋克実も良かった。ちょっとずつ不治の病に冒されているところを小出しにして、最期の病室での表彰シーンには私も泣いてしまった。
犯人役では特に吉展ちゃん事件の犯人小原役の萩原聖人がすばらしい。人好きのする人物の一方で捜査を攪乱する強い操作性がこの犯人像にぴったりはまる。

久々にTVドラマじっくり観させてもらいました。

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お伊勢参り その8 帰途にて

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名古屋から東京までの帰路は一人旅。ジェイアール名古屋タカシマヤの地下で酒と肴を。冷えたワインの種類が少なかったのが残念でしたが、試飲用のカップが気前よく頂けました。肴は食べやすい練り物系。毎度のことだが酒と肴をそろえる要領がどんどんよくなっていっている自分が怖い。お共は森まゆみ「明治快女伝」。

新幹線乗るまで時間があったので高島屋にある三省堂書店をぶらぶらする。旅先でも本屋に入らないと落ち着かない悲しい性。マーケティングのところで赤福さんについて何かないかと探してみるが、唯一「同族経営の闇」といった内容のコメントが書かれてる本が一冊のみ。赤福さんを知るには一筋縄ではいかないということか。

あー楽しい旅だった。

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