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2009年浴衣

地元の呉服屋さんに立ち寄った母が(勝手に)一目惚れして(勝手に)誂えてくれました。いやいや感謝感謝もうほんとに。

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なんだか大層な証明書もついた、歴とした藍染めの浴衣らしいです。母曰く「なんか、あの歌舞伎の模様みたいな!」との前情報しかなかったので、てっきり隈取りを散らしたようなベタな浴衣が来るのかと思っていました。しかし意外や意外とても粋な柄でした。

「これは音羽屋の!斧琴菊と言って・・・云々云々」と言葉を尽くして説明しましたが、我ながら無力の一言。そもそも「よき」をどうやったら「斧」と説明できましょうや。母に私の感動を伝えることができませんでしたが、母子ともどもとても気に入った浴衣です。早速着たい。

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2009.6月歌舞伎座夜の部

とうとう観てきました。金太郎丈初舞台。

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可愛かった~。仕草がとかじゃなくてモロに整ったお顔が。たまたま前のお席が空いていたので舞台を独り占めしているような感覚でした。三代そろい踏みの舞台を観ていたら、なんだか涙が出てきました。理屈じゃない、なんというか目に見えないけど脈々と引き継がれるモノを目の当たりにした気がして。当の本人はわけわからん状態でいわれるがままにやっているでしょうし、因習というか長く引き継がれることが全て良いことだとは思わないけれどもなんだかとにかく泣けました。

今月は地味に成駒屋も三代そろい踏みなんですね。

幸四郎一家の華やいだ話題がある度に私は吉右衛門に思いを馳せます。ロビーでも両妻が左右に分かれて立っていたりするので色々妄想が膨らみます。

私は完全に吉右衛門贔屓なので、幡随長兵衛楽しみでした。なんでわざわざ死にに行くわけ?水野って何様?と不可解なことが多かった演目、今回が初見物でしたがとても好きになりました。売られたケンカは買わにゃあならねぇ男の意地がステキすぎる。吉右衛門かっこよすぎる。最初の幕で客席中央から出てくる長兵衛が目の前にいて、もう少し勇気があれば握手してもらえたのに、どうもこういう時ダメなんですよね。くっ・・・。

長兵衛の子分らも若々しくてうっとりです。亀鶴の良い声、種太郎の逞しい平目筋など。染五郎の鬘にはなんだか魚のひれみたいなものが付いてましたけど粋な頭なんでしょうか。とにかく良かったのでまた観たい!

最後の幸四郎の髪結新三はパス。吉右衛門の芝居で気持ちよく帰りたかったし、この梅雨時に幸四郎の辛気くさい生世話物は観たくなかったので。新三以外のキャストは良さそうだったのが残念。

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「刑事一代」

二日にわたって観たテレビ朝日「刑事一代」。原作は買っていたけど間に合わず。

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本多靖春「誘拐」(ちくま文庫)で吉展ちゃん事件を詳しく読んでいたので、この刑事平塚八兵衛のドラマだと知って興味津々。キャストが良かった!八兵衛に渡辺謙、相棒が高橋克実、その上司がなんと柴田恭兵っつうんだから。犯人役も榎本孝明・杉本哲太・萩原聖人だしその他の脇役も豪華豪華。しかしその中で柴田恭兵浮いてたかも・・・あぶない刑事とダブったり。でもドラマの中では孫もいるおじいちゃんとしても登場するんだから感慨深い。

原作の表紙にある本人と生え際まで似ている渡辺謙の演技はいうまでもないけれど、相棒役の高橋克実も良かった。ちょっとずつ不治の病に冒されているところを小出しにして、最期の病室での表彰シーンには私も泣いてしまった。
犯人役では特に吉展ちゃん事件の犯人小原役の萩原聖人がすばらしい。人好きのする人物の一方で捜査を攪乱する強い操作性がこの犯人像にぴったりはまる。

久々にTVドラマじっくり観させてもらいました。

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お伊勢参り トイデジ

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印象的な福助ら。トイデジをちょっと振り降ろしつつ撮ってみたところ。

-伊勢 おかげ横丁にて-

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お伊勢参り その8 帰途にて

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名古屋から東京までの帰路は一人旅。ジェイアール名古屋タカシマヤの地下で酒と肴を。冷えたワインの種類が少なかったのが残念でしたが、試飲用のカップが気前よく頂けました。肴は食べやすい練り物系。毎度のことだが酒と肴をそろえる要領がどんどんよくなっていっている自分が怖い。お共は森まゆみ「明治快女伝」。

新幹線乗るまで時間があったので高島屋にある三省堂書店をぶらぶらする。旅先でも本屋に入らないと落ち着かない悲しい性。マーケティングのところで赤福さんについて何かないかと探してみるが、唯一「同族経営の闇」といった内容のコメントが書かれてる本が一冊のみ。赤福さんを知るには一筋縄ではいかないということか。

あー楽しい旅だった。

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お伊勢参りその7 赤福さんのこと

今回の旅行はお伊勢参りというより赤福さん参りと言っても過言ではなかった。

結局本店・二見支店・鳥羽支店をはしごすることになりました。どこもメニューは至ってシンプルで赤福3個セット・赤福氷・お抹茶(お薄)の3つです。それぞれをそれぞれのお店で頂きました。なにやってんだか。赤福氷はない店舗もあるらしい・・・。

本店。

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二見支店にて赤福氷。

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赤福氷、中に赤福的なものが入ってます。一緒に写っているのは「伊勢だより」。毎日違う絵とメッセージが添えられています。なにより毎日違うってところがすごい。以前は週ごとだったところを好評につき毎日更新になったらしい。

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鳥羽支店。海産物とビールですでに満腹だったのでこちらではお薄のみ、それとお土産用の赤福を買いました。

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本店以外は時期的なこともあってものすごく閑散としていて、むしろ好ましい。ほぼ独り占め状態でした。

さてここで我々が伊勢神宮よりも心奪われた問題について。

まずおはらい町を歩いて気になったことがありました。何百メールと続く通りに立つ店舗がほとんど同じスタイルで作られていること。古のイメージが統一されすぎていてちょっと異様な感じを受けました。ここまで多くの店舗が足並みをそろえるというのは途轍もない事業だと思ったのです。

それからもう一つ、赤福がなぜ「赤福餅」だけでここまで発展できたのかということ。素直に事業展開するならば「八つ橋」のように色々な「味」を出してしかるべきだと思うに、赤福は頑なに一種類、それはなぜなのか。それから近鉄線や伊勢・鳥羽地域に見られる圧倒的な赤福の宣伝広告の多さもすごかった。赤福のマーケティングに興味がわいたのです。

そこで地元の人に聞いてみました。

証言①・・・地元のタクシー運転手。「うちの筆頭株主が赤福さんです。偽装の騒動の時はタクシーに貼ってある赤福シールも一時的に剥がしましたよ。」

証言②・・・近隣のとある有名店の仲居。「おかげ横丁は赤福さんの出資。おはらい町も空店が出ると赤福さんが買い取って、地元の人に貸すんだそうですよ。」

赤福はやはり餅売っているだけではなかった。まず最初の衝撃、おかげ横丁は全て赤福のものだった。さらに。

おかげ横丁を経営する「伊勢福」、「陶陶」などのレストラン経営する「伊勢壽」、おかげ横丁入り口にある「もめんや藍」も赤福の関連会社。なんと前の記事で伊勢唯一の作り酒屋と驚いていた「伊勢萬」も、さらに「おにぎりせんべい」のマスヤも関連会社でした。

ちょっと調べただけでもこれだけありました。すごすぎる。上の店舗のように表立って経営していなくても、ほんとに空き店舗を買い取って賃貸しているとしたら・・・だとしたらあんな風に完璧な町並みが再現されてもおかしくない。おはらい町は見えぬところで赤福だらけなのかもしれないです。

だから赤福ってやつは腹黒いというつもりは全然なし。確かにおはらい町の統一性には気持ち悪さを感じましたが、「伊勢神宮」のおかげを受けた企業が自身の営利も十分考慮しつつ地域貢献を果たしているという点がすごいと思ったのです。偽装問題は別件。

地域の活性化って行政だけではダメなのです。何らかの消費を動かすには行政や無償のボランティアといった非営利の取り組みでは限界がある。ぶっちゃけきれい事では金は生まれないと思うんです私。

地域を潤すには「まずうちが儲かる、そしてそれをある程度地域に還元する。地域が活性化することでまたうちが儲かる。」という考えが健全で且つ妥当だと思います。それを実践しているのが赤福さんなのではないか。実際多くの企業が赤福さんを頼りにしている。しかも地域に金を落とす我々旅行者も赤福さんが整えた町並みを楽しみ、赤福さんプロデュースの商品を買いうれしくなっている。

恐るべし赤福さん。すごいよ赤福さん。もっと知りたい赤福さんのこと。

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お伊勢参りその6 鳥羽で海産三昧

最終日は二見浦で夫婦岩を観たあと、鳥羽に戻って気になっていたお店へ。

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同じ大きさの店舗が並んでいます。みなほぼ同じスタイルで至ってシンプル。

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貝類を焼いて食わせてくれます。こんな感じ!

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アワビ。

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ハマグリ。一番美味しかったなぁ。これおかわりした。

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岩牡蠣。

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どれもシンプルなお味でとても美味しい。ごにょごにょ手を入れられるよりも、こんなふうにガッと焼いてドバッと出されてグビッとビールが一番だ。他のお店もちらほらお客さんが入っていたけど、みんなおしなべて飲んでました。みんな穏やかに幸せそう。

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お伊勢参りその5 おはらい町

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内宮参拝を終えて聖から俗へ。これからどっぷり欲望にまみれます。時々急な雨に降られましたが、すぐに止んでそれほど困りませんでした。

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神宮に納める特別なお酒、ここでしか飲めない白鷹を飲む。実は白鷹は伊勢の酒ではなく兵庫県西宮の酒でした。なんと意外。伊勢には造り酒屋は一つ、伊勢満だけだそうです。そこのお酒は「おかげさま」。こちらは買って帰りました。

次はまた伊勢うどん。どんぶりとお箸を模した看板が可愛らしい。

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こちらのうどんは汁がどろりとしていて、あんかけみたい。こちらも美味しかったけれど、どちらかというと昨日の「中むら」さんの方が好きでした。

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そして赤福本店です。赤福売れまくり、客の回転数もすごいし夕方にはなんと売り切れていました。なんとなんと。あんころ餅だけで何百年も店出し続けるとは、こりゃなんかからくりがあるね・・・と母子でひそひそ話していました。そしてこのあと驚愕の事実が地元民の情報から徐々に明らかになります。結果、この旅で一番印象深いものとなりました。伊勢神宮が吹っ飛んだ。

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季節柄とにかくツバメが乱舞していて、店先や店内にも。赤福にはこのような憎い演出がありました。こういうところに赤福のイメージ戦略が見え隠れする・・・と思ってしまうのは色々知ってしまったからです。

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赤福はとにかくうまかったです。

あと「豚捨」のコロッケ。

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きゅうり。これが一番美味しかったなぁ。ビール片手にボリボリ。

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お伊勢参りその4 内宮

二日目は内宮へ。第1鳥居をくぐるとなにやら物々しい警護の方々。

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昭和天皇の第四皇女、池田厚子さん。伊勢神宮の祭主なのだそうです。伊勢神宮の皇族祭主といえば初代はあの久邇宮朝彦親王ですね。ですねって常識みたく言ってますけどね。流罪と赦免を繰り返した幕末・明治の皇族です。皇族に似つかわしくないふてぶてしいといっていいほどの顔写真が印象的な人です。あくまでも私にとって。

御手洗場。清々しい気持ちになります。隣では頑是無き幼子が興奮のあまり足から突っ込みそうになってました。母親が必死に「もうお着替えないよ!」と繰り返しています。

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皇大神宮。石段の下からしか写真撮影できません。

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踏まぬ石。どうみても「天」と刻まれているとは見えないけど唐突な存在ぶりなので踏まずに済みました。特別に塩などでお清めされているのも目印です。

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お伊勢参りその2 外宮

まず伊勢市駅から外宮へお参り。

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参道にある「山田館」またしても「千と千尋・・・」的な佇まいで、泊まりたくはないがそそられる佇まいである。

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下鴨神社と同じように、ただそこにある自然のばかでかさと美しさに圧倒されます。

圧倒されるけど、腹は空く。観光事務所に勧められた外宮近くの伊勢うどんやさんへ。

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初伊勢うどん。

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汁の濃さよりも甘さが駄目かもと思っていたけれど、いやいや複雑な出汁でとても美味しい。おやつだね。

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この日はとても暑かったので冷やし伊勢うどんも頼んでみた。こちらは、まっ普通・・・。

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伊勢市駅ってホームが素朴な割に線路の本数が半端ない。伊勢市駅から鳥羽のホテルに向かいました。




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お伊勢参りその1 近鉄線

母親の還暦御祝い、満を持して今。
お伊勢参りをプロデュースしました。

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近鉄名古屋はレトロな雰囲気でした。

 

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旅のお供はこれら。

 

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CROPPED HEADS

以前にも松本人志が着ていてかっこいい!と思って購入したCROPPED HEADSのTシャツ。最近そこのネットストア見ていたらまたときめくものがありました。

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髑髏に三味線。

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即決だったし、実物が届いてさらに格好良さに感動した。渋すぎる。しかしこの写真では良さが伝わっていない気がする。

さらにもう一枚。

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ぼけたけど

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よく見ると舞妓がサーフィン。

かっこよすぎる。唯一残念なのは私にはサイズが微妙なところ。レディースサイズ(F)はピタピタすぎる気がするし、Sサイズはちょっと大きすぎるんだな。でもこのデザインの妙はたまらんです。

お稽古に髑髏三味線着ていったら、師匠絶句するだろうな・・・。


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2009年6月大歌舞伎 昼の部

とにかく今月お昼は「女殺油地獄」です。
一世一代のこの舞台、観ないでどうする。

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殺しの場面で絵面に決まる与兵衛とお吉ステキ。全然今の仁左衛門でもいけていると思うけどな~。でも本人のいうように若い役者でも観てみたい。海老蔵では食傷気味かも、やはり愛之助かな。

しかしこの与兵衛という人、とことん駄目人間だな。ところどころに両親への懺悔の気持ちをにじませたりしてるけど、そんなもんじゃ覆せないほど駄目人間。駄目だからこその官能美?そういうこと?与兵衛がダメなのは良いとしてもお吉って女は一体なんなんだろう。よけいなお節介して隙を見せた結果殺れるとは。舞台を観るまでは多少なりとも与兵衛に想うところがある人なのかと予想していたけれど、そうじゃなさそうだし。

「真ん中な日々」さんの「貸してくだされ」このページとても参考になりました。すごい詳細な考察ですばらしい。そうそう与兵衛の借金とか両親が置いていってくれた金がどれくらいのものなのかわかりにくかったんだよな。

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「大相撲こてんごてん」半藤一利

事典風にこなした軽い相撲エッセイで、期待通りの面白さ。半藤さん贔屓が続くなぁ。

相撲にあやかった俳句や小唄・甚句が紹介されているところが特に好印象でした。

お相撲さんには どこがようて惚れた 
 稽古帰りの乱れ髪
 
 相撲にゃ負けても 怪我さけなけりゃ
 晩に私が 負けてやる

 かけた願いが 通じてうれし
 渡る両国 柳橋

最初のフレーズは端唄「二上り相撲甚句」と一緒。そもそも二上り甚句というのがあり、これに相撲にちなんだ歌詞をのせて三味線に合わせて歌ったのが相撲甚句の始まりと半藤さんが言っている。

もっと色っぽいのも載っていた。

風かおる 土俵の上のあでやかは
 四つに組んだる 大角力

 しっぽり汗に 水入れて
 はなれられない 二人の仲は

 あの手この手の 裏表
 ても男らし やぐら落としの 仇姿
 

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五月の読書

5月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:4191ページ

今月のベストは「夜は短し歩けよ乙女」

はじめてのお伊勢まいりー神様の声を聴くサンクチュアリ・ガイドーはじめてのお伊勢まいりー神様の声を聴くサンクチュアリ・ガイドー
お伊勢参りの一参考書として。何をどう感じるかは個人の自由で、これにはこのようなパワーがとかあれはスピリチュアルうんたらかんたらでなどと押しつけがましくされるのは合点がゆかぬ。
読了日:05月29日 著者:いしかわ かずたか
荷風さんの戦後 (ちくま文庫 (は24-12))荷風さんの戦後 (ちくま文庫 (は24-12))
荷風の生き様と、それに心頭する半藤。荷風を語りつつ、半藤の昭和・戦後に対する思いがところどころ顔を出す。荷風先生の生き様は今ひとつリアリティがないけれど、半藤の思いには感じるものがあります。
読了日:05月28日 著者:半藤 一利
粋にいなせに三津五郎粋にいなせに三津五郎
う むー。三津五郎の舞台は安定感があって嫌いじゃない。が、この人自身を好きにはなれないかも。襲名直前の離婚のくだりや幼い頃の話など自己愛的。近くにい たら仲良くはなれないけど、世の中こういう人もいないと成り立たないなと思う人物。上から目線。1987年の車引で時平の我當が牛のアクシデントの騒ぎに 怒って「下手ウルサーイ!」と怒鳴ったというエピソードはウケタ。
読了日:05月27日 著者:坂東 三津五郎
江戸歌舞伎の怪談と化け物 (講談社選書メチエ 421)江戸歌舞伎の怪談と化け物 (講談社選書メチエ 421)
浅い。今更このようなテーマで書くならもっと面白いこと言わないと。どこぞの誰がこう書いていたとただ羅列されても退屈なだけ。
読了日:05月25日 著者:横山 泰子
やんごとなき読者やんごとなき読者
読 書の喜びによって自我を再確認する人、読書を意味ある行為と思わない人の対比が鮮やか。活字中毒としては当たり前のことばかりだけど、イギリス女王には全 て新鮮だったのでしょう。作品のテーマから言えばイギリス女王という設定は絶対必要ではなかったかもしれない。でもイギリスのスノッブな香りは私は好き。
読了日:05月24日 著者:アラン ベネット
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
独特な文体についていけないかもと思って手が出ないでいたけど、途中からはまった。またしても京都ファンタジーじゃないですか。李白さんの電車などは「千と千尋の神隠し」みたいなイメージで読んでいた。
読了日:05月21日 著者:森見 登美彦
四谷怪談―悪意と笑い (岩波新書 黄版 264)四谷怪談―悪意と笑い (岩波新書 黄版 264)
伊右衛門と直助の悪の形、対抗するお岩の顔は醜くなければならなかったという点肯ける。脇役がやたらとしゃべる序幕の解説が目の前で芝居が繰り広げられているようで好き。小林恭二の四谷怪談よりもこっちが面白い。
読了日:05月20日 著者:廣末 保
坂東玉三郎 すべては舞台の美のために坂東玉三郎 すべては舞台の美のために
読んだというかなんというか。しかし一男性をかくまで美しいと思わせる魔法があるんだと思わされた。
読了日:05月20日 著者:坂東 玉三郎
東京人 2009年 06月号 [雑誌]東京人 2009年 06月号 [雑誌]
表紙の大鵬の格好良さったらない!内舘牧子特注の相撲帯はうらやましいが、対談の内容はうっとうしい。もうちょっと素直に楽しんだらいいのに。
読了日:05月10日 著者:
新釈四谷怪談 (集英社新書 454F) (集英社新書)新釈四谷怪談 (集英社新書 454F) (集英社新書)
今 まで四谷怪談の登場人物についての違和感、特に直助とお袖の矛盾した行動の意味などがよくわかった。南北独特の貴賤・男女・倫理ひっくるめた世界観の逆転 についての説明も頷ける。でも主題であるお岩の存在についてはたっぷり色々言ったあげくに「虐げられた江戸女性の受難と復活の物語」云々というのでは ちょっと・・・。何とも納得出来ない気分が薄れないうちに廣末保版「四谷怪談」を再読したい。
読了日:05月10日 著者:小林 恭二
東京文芸散歩 (角川文庫)東京文芸散歩 (角川文庫)
文学文学気取ってなくてとても面白い!引用作品の中の、生き生きとしたその土地土地の息づかいに興奮。
読了日:05月07日 著者:坂崎 重盛
おばさんとトメ (BIRZ EXTRA)おばさんとトメ (BIRZ EXTRA)
かわいすぎて悶絶。
読了日:05月06日 著者:くるねこ大和
探求この世界 2009年4-5月 (2009) (NHK知る楽/月)探求この世界 2009年4-5月 (2009) (NHK知る楽/月)
入門編であまり目新しい情報はなかったけれど、松井今朝子の歌舞伎話はいつでも十分楽しめる。表紙と題名が特に良い。
読了日:05月06日 著者:松井 今朝子
使ってみねぇ本場の江戸語 (文春文庫)使ってみねぇ本場の江戸語 (文春文庫)
引用が限定的ですごくつまらない。筆者のコメントも由来にまでは踏み込めず、なにかというと現代と比較して浅い皮肉をいうばかり。どれも使ってみたくない言葉ばかり。
読了日:05月05日 著者:野火 迅
伊勢神宮 神の森に参る旅 (ランダムハウス講談社MOOK 大人の歴史巡りシリーズ 1)伊勢神宮 神の森に参る旅 (ランダムハウス講談社MOOK 大人の歴史巡りシリーズ 1)
とにかく今伊勢!来月行くのでむさぼり読む。
読了日:05月05日 著者:ランダムハウス講談社 編
心中への招待状―華麗なる恋愛死の世界 (文春新書)心中への招待状―華麗なる恋愛死の世界 (文春新書)
藤十郎の曽根崎心中を初めて観たので再読。九平次の「悪」に対する違和感の答えがあった。
読了日:05月04日 著者:小林 恭二
天使と悪魔―ヴィジュアル愛蔵版天使と悪魔―ヴィジュアル愛蔵版
ヴィジュアル愛蔵版で再読。これとダヴィンチ・コードは写真入りに限る。臨場感が半端なし。高いがの。
読了日:05月02日 著者:ダン ブラウン
鹿男あをによし鹿男あをによし
叙情あふれるー。シュールなストーリーにクールな女子とまぬけな男子の組み合わせも前作から引き継いでいて、前作気に入ったらこちらも絶対はずれではないかと。そうだよ鹿って美しいものね。
読了日:05月02日 著者:万城目 学

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